適 応   理論背景   注意および合併症
適応
当施設では、オルソケラトロジー理論に基づいた酸素透過性ハードコンタクトレンズを使用し近視矯正治療をいたします。このレンズは、眼科医による厳重な指導の下、日中あるいは睡眠中装用することにより特殊な眼疾患を有さない眼では、約−10D(眼前10cmでピントが合う位)程度までの近視を一次的に軽減できます。但し、近視矯正効果を持続させるためには、眼科医の指導に厳重に従う必要があります。
理論背景
オルソケラトロジー用酸素透過性ハードコンタクトレンズ(以下、OKレンズと記します)は、元来弾性力豊富な角膜を扁平化することにより近視矯正します。角膜が扁平化することにより、角膜が光を収束させる働きを弱めます。すなわち扁平化の程度を適切にコントロールすることにより、近視状態を改善することができます。通常のハードコンタクトレンズは、角膜形状をほとんど変化させない仕様になっておりますが、OKレンズは、角膜中央部を軽く圧迫し、角膜を扁平化させるように設計されています。このOKレンズを外した後も、角膜は扁平化した状態が持続し、裸眼で十分な視力を得ることが可能となります。(安定的に角膜を扁平化するためには、毎日OKレンズを装用することが望ましいです。レンズを装用しなければ、遅かれ早かれ治療前の状態に戻ってしまいます。)
注意および合併症
この治療プログラムに際しては、以下のようなリスク、合併症が伴う可能性があります。
1)角膜損傷、2)炎症(結膜炎等)、3)充血・眼脂、4)眼痛、5)角膜新生血管、6)感染症、7)角膜へのレンズ固着・角膜浮腫、8)その他予期せぬ合併症
これら合併症を回避するためには、定期的に検診を受けるとともに、少しでも不調を感じた場合は早急に眼科受診することが重要です。このOKレンズは、米国FDAから睡眠時装用を承認されているので、安心して装用してください。
戻る
Copyright (c) 2006, The medical corporation Eikokai. All rights reserved.